売れてない若手芸人こそブログを書くべき5つの理由
若手芸人は余所見をしてはならない。
余所見をしている場合ではない。
浮世に溢れる娯楽誘惑の類に目もくれず、只々「笑い」という沼よりも深い闇に頭蓋の天辺までひたひたと浸かり、日夜探究し、骨まで齧り付き、迷宮に入りては頭を抱え、無限の可能性に心を囚われ、ふと現実に目をやっては心臓にチリチリとした汗をかきながら。その生の全てを捧げなくてはならない。
でなければ、「お笑い」で食っていくことなどできない。
故に、売れてない若手芸人はブログを書いている場合ではない。
…なんて!俺は絶対に信じないぞっっ!!!
売れてない芸人こそブログを書くべき5つの理由
はじめまして。
初回更新の癖にブログ書くことを他人にオススメしていく狂ったブロガー、芸人を名乗ってフラフラしている所謂“売れてない芸人”暫定アランです。
売れてない芸人こそブログを書くべきだ、と唐突に思ったので書きます。
ほんとは今から下に書くこと全部Twitterで言っておわりたかったくらい基本的なことなのですが、ブログやってない人はみんな読んでブログ始めてください。
無料でチャンスを手に入れられる
シンプルに情報発信の場を増やせる
ライブ出演をくりかえし1公演数十人のお客様に向けてネタをするだけでは、自分の発信できる人口、情報量に限界があります。
売れてない若手のライブでは出演者数>お客様数になることがザラにあります。
お金払って出ることもあるのに!
その点ブログってすげーですよ無料で不特定多数に発信できるんだから。
無料できっかけひとつ買えるわけですね。
ビジネスチャンスになる
これは超ポジティブな妄想なのですが、お笑い芸人を名乗って発信をしていれば、活動の目的や理想に共感してくれる他の表現者の方と出会うことができるかもしれないのです!
どんな出会いでも、新しいライブや営業に呼んでもらえるきっかけになったならブログを書くのも無駄な時間ではないよね。
ちなみに暫定アランは音楽ライブに呼んでもらうの好きです!
ブランド形成に役立つ
ファン獲得につながる
大抵、売れてない芸人のライブに足を運んでくれるお客様というのは
- ネタを見てファンになってくれて、告知を聞いて来てくれるリピーター
- 呼び込み、手売りで偶然やってきた初見の人
- 出演者の身内
のどれかに当てはまります。
自分のライブに来てくれる人を増やすためには
①他の芸人さんの呼んだリピーターさんに自分のことも気にいってもらう
②とにかく1人でも多くの初見さんにライブで出会う
のどちらかしかないですね。
(③身内をめっちゃ増やす を実践してる人いたらクレイジーですごいなって思う。完全に高校のバンドサークルのやり口。)
そんでもってその人たちがそのライブでまた別の芸人のファンになるかどうかは
ネタか平場(トーク)か顔を気に入るかどうか?なのだ。
無茶言うなよ!!!
機会少なすぎ!!!!
「その少ないチャンスに必死で食らいついて行くヤツだけが売れる」じゃねーわ。
まずそのチャンス自体を増やす努力するわ…!
なんでわざわざ少ないものを取り合わなきゃならないんだ。
ブログを使えば、ネタ以外の情報を発信することが出来る。
しかも、平場でもないからオチやらボケやら「お笑い」のテイじゃなくて良い。
(え?お笑いの体裁じゃなきゃブログ書いちゃダメなの?宗教みたい!)
ここで自分がどんな人間なのか?知ってもらえれば、ライブに行ってみようかな?って人も出てくるはず!魅力があれば!
キャラクタ性を売ることができる
文章ってのはその人を表します。
今こうして書いてる文章だけでもかなり性格が現れるので語尾とかどうすりゃええねんって思ってます。すでにブレブレ。ブレブレキャラ。
これをうまいことミステリアスな文体で統一できたらミステリアスキャラを売ったりとか、自分の方向性を明確に発信していけるはず。それを続けるとブランドになる。
まあこんなもんは好きに書いてたら勝手に見えてくるでしょホジホジ
ブログの方向性自体を絞れば「ものまねメイクのひと」みたいに認知もしてもらいやすいし!
どんなことでも情報が残る
備忘録
その日その時感じたことや手に入れた情報を整理して記事にすることで、もし記憶がトツゼン吹っ飛んでしまっても安心!
今日自分が悩んだことを、明日同じような悩みを抱えた人が検索して救われるかもしれない。どんなことでもアウトプットしておいた方がどこかで役立つかもしれない。
ちなみにこのブログは半分は自分のために書いてくつもりだけど、アランは昔半年だけ毎日日記を書いてた時期があって、読み返して地獄の苦しみに襲われたことがあるので正直不安です。
ネタのアイデア探し
ネタのアイデアも自分の過去記事から探せちゃうかもしれない。
偉そうに上から目線のトガった記事めっちゃ書いて後から見たらめっちゃ恥ずかしいって時も芸人なら許されるはず。きっと。
ネタのアイデアってほんと変なとこに転がってるよね。
いつか自分のブログ記事をまとめただけのネタをするためだけにブログ書くのもいいですね。
過去投稿を参照しやすい
告知を見やすい
これは意外と重要なことで、インターネットで発信するだけなら他のSNSでも可能で、なんなら拡散力に関してはTwitterなんかの方が圧倒的に優れているんだけど
実際に告知にTwitterだけを使って運用してみると、意外なほどに見逃しが発生してしまう。そして見逃してしまった情報を遡って参照しようとした時、非常に見づらい。
不便過ぎて告知専用アカウントとか運用したりするのもまた煩わしいし、それもまた遡りにくい。
ブログなら告知の記事をカテゴリ指定すれば簡単にチェックできる!
今までの活動を見てもらえる
ライブで今日初めて出会ったお客様は、その芸人が今日までどんな活動をしてきたのか?どんな考え方なのか?を知らない。トーゼン知らない。誰だお前って感じ。今もたぶんそう。
ブログなら、日付やカテゴリごとに検索が容易で過去の活動や発言を参照できる。
これって、名刺や履歴書やネタ動画をまとめて渡せるようなものじゃん!
僕はこんな芸人で、こんな活動してきて、こんなネタ書いて、日々こんなこと考えてまーす!バイトの様子も見てくださーい!!ってできる。
等身大の自分を曝け出すことに慣れる
人前に立つ時、なぜか背伸びしてしまう我々。
今も「ワレワレ」とか格好つけた言い方になってしまったし。
でも芸人という肩書きを背負う時、人は羞恥心を捨ててすべてを曝け出したほうがいいらしい。どーやら。
自分の失敗談とか苦手なことの話なんて、出来れば披露せずに生きていきたいよ大人なら。でもそれを曝け出せることは強みなのだ。
だから、自分だけが読む日記にしかかけないようなこともブログに書いちゃえばいいのだ。それに慣れれば何でも舞台で使える芸人になれるのだ。
これすごく苦手だから改善したいのだ。等身大等身大。
まとめ
何もしないで焦ってるならブログ書こう
ブログ良いよ!みんな書こうよ!ってのもそうだけど、
「お笑いに捧げる」とまで行かなくても時間の使い方って色々あるわけで。
やるべき事がほかにあるのにスマホゲーにのめりこんでしまって、費やした時間を後から振り返って後悔するくらいならブログ書いとけばそれはきっと財産になるはず。成長につながるはず。
気が向いたら書けばいいし、向かなかったら放置でもいいでしょう。
このブログも不定期に思いつきで更新していくつもりです。
初回更新で3000字も書いてしまってさっそく後悔しています。
どうぞ暇つぶしにぷちぷちと遊びに来てください。
そして気が向いたらコメントやリプライで反応してください。
また更新したくなりますとても。
最後にみんなでツッコミいれて終わっておきましょう。
「いや、読者のターゲット層どこにおいてんねん!!!!」
つっこみっていいですねなんかお笑いみたいで。